
日頃より、北嶺会の皆様方には、本校の教育活動に格別の御理解御支援を賜り、誠にありがとうございます。令和7年4月に着任し、2年目となりました。
玲瓏高き富士の嶺を望み、波路はるけき駿河湾を感じながら広い視座の獲得とグローバルに展開する現代社会での活躍を目標に、生徒たちは日々ひばりが丘の学び舎で学習、部活動に励んでおります。わたし自身、伝統ある富士宮北高校において、生徒、教職員、保護者、同窓会等のみなさまと、教育という職に携わることができることに、心から喜びと誇りを感じております。

さて、本校は、創設以来、創設者望月軍四郎氏の遺訓に因んだ校訓「覇気・信念・明朗」を体現できる人づくりを目指しています。生徒ひとりひとりと対話し、それぞれの目標を明確にさせ、それに応じて知徳体を育て、社会で活躍できるよう教育を行っています。
現在の日本は生成AIの実装で複雑化がさらに進み、人口減に伴う社会課題や、国際情勢への懸念など、国内外の課題がともすると子どもたちの未来にネガティブなイメージを持って語られがちです。しかし、北高は、第2棟を新たにし、木材をあしらったぬくもりを感じる教室で集中して授業を行い、広大な敷地で全国大会を目指して頑張る各部活動において校内外で切磋琢磨し、また、富士宮分校との共生・共育で全ての人と共に生きることを学び、ひとりひとりが夢に向かって努力しています。
さらには、「総合的な探究の時間(北高では、タンタンタイムと呼ぶ)」で、地域と連携しながら視野を広げたり、県教育委員会が令和7年3月に示した富士・富士宮の新構想高校に備えた、富士宮公立4校の連携協定による学びの協働を通して、新しい北高作りにも積極的に挑戦したり、新たな取組もどんどん取り入れています。令和7年はマイコーデウィークという一定期間自ら服装を選ぶ取組等でメディア等に取り上げられることも多くなりました。
わたしたちは、これまでの伝統を守り、新たな時流を読みながら、生徒の成長を支えていきます。そのためには同窓生の皆様をはじめ、地域の方々からのリアルな情報や、北高という地場ならではの伝統や教えが、北高のアイデンティティを作っていく上で大変貴重なものとなります。今、北高は「社会に愛される18歳」を目指して、社会でこそ活躍できる生徒を標ぼうしています。そのために、この地で私自身努力を惜しみません。本年度も多くの会員の皆様から後輩達への温かい御支援御協力をいただきますよう、お願い申し上げます。
静岡県立富士宮北高等学校 校長 小谷(こや)和之

